
「SDGsに取り組んでいる企業で働きたい」「環境や社会に貢献できる会社へ転職したい」
このように考えて、転職先を探している方もいるのではないでしょうか。
近年は、企業が利益を追求するだけではなく、環境問題や人権、地域社会などの社会課題に向き合うことも重要になっています。
そのため、転職先を選ぶ際に「どのような社会貢献をしている会社なのか」という視点から企業を探すのも一つの方法です。
今回は、SDGsやサステナビリティに関する取り組みを積極的に公表している企業の中から、代表的な10社を紹介します。
SDGsに取り組んでいる企業10選
SDGsへの取り組みは業種によって大きく異なります。
環境問題に取り組む企業だけでなく、食品、製造業、IT、医療など、さまざまな業界の企業がサステナビリティを経営課題として取り上げています。
今回紹介する企業は、以下の10社です。
・パナソニック ホールディングス
・サントリーホールディングス
・東芝
・デンソー
・ブリヂストン
・積水化学工業
・日本精工
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・松屋フーズホールディングス
・ファミリーマート
それぞれ取り組んでいるテーマが異なるため、自分が興味のある分野と照らし合わせながらチェックしてみましょう。
パナソニック ホールディングス
パナソニック ホールディングスは、事業活動を通じた社会課題の解決をSDGsへの取り組みの一つとして位置づけています。
同社では、社会や地球環境のサステナビリティに貢献する商品やサービス、ソリューションの提供を進めています。
また、責任ある事業活動や社員による社会貢献など、幅広い企業活動を通じてSDGsへの貢献を目指しています。
環境問題だけでなく、テクノロジーを活用して人々の暮らしや社会をより良くする仕事に興味がある方は、チェックしてみたい企業です。
サントリーホールディングス
サントリーグループは、自然の恵みを事業の基盤としていることから、水や自然環境を重要なテーマとしてサステナビリティに取り組んでいます。
水・自然、気候変動、健康、人的資本、人権などを重要課題として掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。
食品や飲料に関わる仕事だけでなく、環境保全や地域社会との取り組みなど、幅広い分野に興味がある方にも注目される企業でしょう。
東芝
東芝グループは「人と、地球の、明日のために。」という理念を掲げ、事業活動を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。
具体的には、CO2分離回収、水素エネルギー、再生可能エネルギー、防災、上下水道、鉄道交通システムなど、さまざまな事業を通じてSDGsへの貢献を進めています。
技術やものづくりを通じて環境・社会問題の解決に関わりたい方にとって、興味深い企業の一つです。

デンソー
自動車関連の技術で知られるデンソーも、サステナビリティやSDGsに関する取り組みを行っています。
同社では、環境への取り組みだけでなく、安心や企業基盤など幅広いテーマから社会課題の解決を目指しています。
また、事業活動を通じた取り組みとして、次世代教育や人材育成などの活動も紹介されています。
自動車業界や製造業に興味があり、技術を通じて社会課題の解決に関わりたい方は候補に入れてみるとよいでしょう。
ブリヂストン
ブリヂストンも、事業活動を通じてSDGsへの貢献を進めている企業です。
同社は、SDGsの17の目標のうち13の目標への貢献を掲げ、交通安全活動や教育活動などにも取り組んでいます。
タイヤメーカーとしての事業だけではなく、環境や安全、社会への貢献という視点から企業活動を行っている点が特徴です。
製造業や自動車関連業界への転職を考えている方は、企業選びの候補として調べてみるとよいでしょう。
積水化学工業
積水化学グループは「Innovation for the Earth」を掲げ、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを進めています。
地球環境、安心・豊かな暮らし、人材、社会貢献などをテーマに取り組んでいるほか、社会課題の解決に貢献する「サステナビリティ貢献製品」の創出にも力を入れています。
住宅やインフラ、化学など幅広い分野に関心がある方にとって、SDGsと仕事を結びつけやすい企業の一つです。
日本精工
日本精工(NSK)は、事業を通じて安全な社会や地球環境の保全などに貢献することを掲げています。
2019年には「SDGs宣言」を定め、自社の事業に関連する7つの目標を選定しています。
製造業や技術職などの経験を活かして、社会課題の解決につながる仕事をしたい方は注目してみるとよいでしょう。
ジョンソン・エンド・ジョンソン
医療・ヘルスケア分野にもSDGsに関わる仕事があります。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康への貢献をサステナビリティの重要なテーマの一つとして掲げています。
患者や消費者、医療従事者、社員、地域社会など、さまざまなステークホルダーに対して社会的・環境的・経済的な価値を生み出すことを目指しています。
医療や健康に関わる仕事を通じて社会貢献したい方は、こうしたヘルスケア企業にも目を向けてみるとよいでしょう。
松屋フーズホールディングス
飲食業界にもSDGsに取り組む企業があります。
松屋フーズホールディングスは、食を起点として環境・社会・経済の調和を図り、事業活動を通じた社会課題の解決を目指しています。
食材調達や物流、メニュー開発、店舗・工場などにおける取り組みだけでなく、ダイバーシティや地域社会、環境への取り組みも行っています。
「SDGsの仕事=環境系企業」と考えず、飲食やサービス業にも選択肢を広げてみるのがおすすめです。
ファミリーマート
身近な企業として注目したいのがファミリーマートです。
全国の店舗網を活用し、地域と連携した社会課題への取り組みを進めています。
講談社SDGsが紹介した2025年の企業SDGs取り組み事例ランキングでは、ファミリーマートのフードロス削減を目指す「ファミマフードドライブ」の事例が1位として紹介されています。
店舗を通じて地域社会と関わる仕事に興味がある方は、こうした企業の取り組みを調べてみるのもよいでしょう。
SDGsに取り組む企業への転職で大切なこと
SDGsに取り組んでいる企業へ転職したい場合、企業名だけで判断するのではなく、具体的にどのような活動をしているのかを確認することが大切です。
「環境に優しい会社で働きたい」と考えていても、企業によって取り組んでいるテーマは大きく異なります。
再生可能エネルギーや脱炭素に力を入れている会社もあれば、食品ロス、人権、教育、地域社会、働き方などを重視している会社もあります。
まずは自分がどの社会課題に興味を持っているのかを整理してみましょう。
そのうえで企業のサステナビリティページや採用情報を確認すると、自分の考え方に合った会社を探しやすくなります。
SDGsをきっかけに新しいキャリアを探してみよう
SDGsやサステナビリティへの取り組みは、特定の業界だけのものではありません。
メーカー、食品、飲食、医療、IT、住宅など、さまざまな業界の企業が社会や環境の課題に取り組んでいます。
そのため、転職を考える際には「SDGs関連企業」という括りだけでなく、自分がこれまで培ってきた経験をどの企業で活かせるかという視点も大切です。
営業経験がある方なら環境関連サービスの営業、マーケティング経験がある方ならサステナブル商品の企画、事務経験がある方ならサステナビリティ部門の事務など、これまでの経験が活かせる可能性があります。
「社会や環境に貢献できる仕事がしたい」という気持ちがあるなら、SDGsを一つのきっかけとして、これからのキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。

